香港空港ラウンジ編
さて、2泊3日の香港の旅も終盤を迎えこれから東京へ移動します。
朝9時のフライトということで比較的早めに起床し、タクシーで香港国際空港へ向かいます。
三日間滞在中は香港で今まで体験したことがないくらい寒かったのですが、最終日は気持ちが良いほどの晴天でこの地を去るのが勿体無いくらいです。
写真は九龍の橋の上からの景色です。早朝から活発に行き交う船やフェリーへも二週間後に戻ってくることを誓って、一旦別れを告げます。
空港に到着後、まずはバゲッジドロップとチェックイン。
キャセイのファーストクラスチェックインカウンターは近未来的な作りになっていて、カウンター形式ではなく開放的な空間に机とパソコンが立ててありグランドスタッフが対応してくださいます。預け入れ荷物は一つずつその場で測られず、全てカートごとまとめて渡して終わりです。えっいいの?そんな適当で??エコノミークラスの場合はちょっとでも重量オーバーしたら手荷物に移動してくださいって厳しく取り締まられるのに。。。
ま、悶々とした気持ちはさておき、気を取り戻して手荷物検査と査証検査を終えてラウンジへ向かいます。
今回は南出発ホールにある、キャセイ『ザ・ウィング』のファーストクラスラウンジを利用しました。
朝食をとっていなかったので早速ラウンジ内のレストラン、『ザ・ヘイブン』へ。
朝食、昼食、夕食の時間に合わせてそれぞれメインコースでアジアと西洋料理のアラカルトメニューが提供されています。また、ブッフェの内容も充実しており、サラダから冷菜、ハムやチーズ、香港の飲茶や温かい中華料理、デザートもプチケーキや果物など種類豊かに取り揃えられています。
レストランに入ると、入り口で職員の方が出迎えて空席を案内してくださいます。
メニューを受け取り、飲み物の注文を受けます。
目覚めの一杯に二人ともブラックコーヒーを頼んだ後、せっかくなので南国ならではの新鮮なフレッシュジュースも追加で注文することに。私は人参ジュースとキウィジュースを、夫はスイカジュースを頼みました。

メインディッシュは注文後20分ほどかかるとのこと。
お腹が減って待ちきれなかったので、まずはブッフェで気になっていた点心と野菜炒めを少しいただきました。
焼売
海老小籠包
椎茸、キャベツと人参の野菜炒め
野菜炒めはこれといって特徴はなく、汁気のない薄味です。まさに焼きそばの具だけ食べているような感覚。
焼売と海老小籠包は安定の美味しさ。焼売の豚肉は肉汁たっぷり、海老焼売はプリップリでした。
ブッフェは常にコンロで温められているのでできたての味には叶わないのでは、と思っていましたが流石このレストランで一番人気なメニューとあって新しい点心がどんどん運ばれてきます。

夫はこちらの前菜をブッフェから調達:
チーズ盛り合わせ 無花果のソースを添えて(付け合わせに葡萄、くるみ、バナナチップス、杏)
ミューズリー
一方は中華、もう一方で欧州スタイルの朝食と双方で全く違う好みになりました。
さて、夫が注文したメインコースが来ました。
エッグベネディクトとスモークサーモン
最近は日本でも浸透して来ましたね、エッグベネディクト。
実はドイツではまだあまり聞き慣れた料理ではないんです。目玉焼き、スクランブルエッグにゆで卵(柔らかめか固めの二種類)は朝食でもよく登場しますが、ポーチドエッグはおろかエッグベネディクトが一般の食卓に飾られることはまずありません。
イギリスではエッグベネディクトは朝の定番のようで、カフェではほとんどどこでも頼むことができます。そして夫はイギリス留学、勤務をしていたのでエッグベネディクトが大好物です。
オランデーズソースとポーチドエッグをイングリッシュマフィンの上に乗せる、これだけで総カロリー量は半端ありません。ハムの代わりにスモークサーモンが乗っているものは、エッグロワイヤルという別名が付けられています。
味見をしてみたところ、侮れない美味しさでした。
卵にナイフを入れると黄身とソースがしっとりとイングリッシュマフィンを包みます。オランデーソースは卵の味よりもバターの風味が濃厚。スモークサーモンの塩気が卵黄とソースに見事に調和し、ついつい美味しさのあまり噛み締めて食べている自分に気づきます。原材料は卵、魚、バター、パンですが、異なる4つの食材がお互いにここまで美味しさを引き出しあって、ぴったりと相性がいいことに驚きます。

お待ちかねの私のメインコースが提供されました。
鍋入り蒸し鶏ご飯(黒マッシュルームと冬虫夏草、デーツを添えて)
ジャスミンライスがさっぱりとしていて蒸し鶏とよく合いました。
また備え付けの甘辛いソースがよく鶏肉とご飯に絡み、レンゲで混ぜれば即席混ぜご飯の完成です。
エッグベネディクトと比べたらだいぶ軽めの一品でした。
ところで冬虫夏草って一体何?と思って調べたところ『蛾の仲間の幼虫に寄生するキノコの一種』だそうです。漢方として用いたり、薬膳食材として中国では重宝されているそう。特に際立った味は感じられなかったのですが。。。蛾に寄生してできるキノコと聞くとなんとも複雑な気持ちになりますが、薬膳で体に良いものだったと認識して受け流しておくことにします。

飛行機登場まで1時間程しかなかったため、ラウンジ内レストランでの朝食は結構急速で終わらせて一旦外に。
二階に位置するラウンジ ザ・ウィングは開放的なスペースとなっていて、上から搭乗口を見下ろして離陸前の飛行機を眺めることができます。
このスペースはシャンパンバーコーナーで、ウェルカムドリンクを選ぶことができます。モエ(ロゼ)、ヴーヴクリコ、バロン・ド・ロスチャイルドなど豊富な取り揃え。
ただ朝の8時からシャンパンはちょっと、ということでここはぐっとこらえてジャスミン茶をいただきました。

で、これが証拠の写真です。
夫がお手洗いに行っている間にお茶を頼んだのですが、戻ってきた夫に気づいたお姉さんがすかさずもう一つティーカップを持ってきてくださいました。ものすごく細やかな心遣いに心底感心しました。
香港人はサービスに一番厳しい人種とも言われています。
そういえば前回、2年前に香港のJ.W.Mariottに滞在した際、朝食にコーヒーを頼んだ時にポットのコーヒーが異常になまぬるかったことがありました。夫とコーヒーを二度見した途端、3秒後に接客のお姉さんが飛んできてコーヒーポットを差し替えてくれた記憶があります。いや、すごいなぁ香港。サービスの質が!
ドイツで接客というと待たされることが当たり前なので、感激したのを覚えています。
この点ドイツ人はお客さんの身分だと、サービスへの期待意識がとてつもなく低いので、待つことに慣れている=無頓着です。
接客する側はチップをもらえるのが当たり前だと思っている人がほとんどだし、平気で今すごく忙しいのよ、とか言われたり、逆ギレされることもありますからね。
私はチップの意味は、相手から期待以上のサービスを得てして初めて受けることができる対価だと思ってます。ですので最近はチップは全くあげなくなりました。それかオーダー前にひどい接客にあった場合にはボイコットのために離席し、二度と行かないレストランリストに入れます。(最近は行けるリストの方が短いですが。。)良い意味で驚かされるなんてことは最近はほとんどないですからね 笑。
そんなわけで、アジアに旅行に行くと
→サービスとご飯の質の高さに感激する(なんでチップ制度じゃないの!あげたいのに)
→ドイツに戻る
→サービスとご飯の質の低さに失望する
→更に外食頻度が減り、チップを一銭もあげない
この負の連鎖の繰り返しです。
ちょっと話題がそれましたが、要は香港を去る最後の一時まで感動しきっきりだったのです。
さて、次の目的地羽田に間もなく飛び立ちます。踊る心を抑えながら、登場ゲートへ。










