2月 25 2018 gourmet, lifestyle, Tokyo, travel Back to Tokyo (Sushi at Tsukiji) by mitsu コメントはまだありません 一休の記念日レストラン 東京滞在1日目 築地編 さて、いよいよ日本に到着しました。 実は日本へ一時帰国するのは2年ぶりとだいぶ久しぶりです。ですので前回帰国時と比べて色々と日本で逆カルチャーショックを受けたことがありました。カルチャーショックについては今後どこかで詳しく書くことにします。 羽田空港に着いたのがが13:30。タクシーで滞在先住居へ向かいます。 今回はAirbnbを利用して東品川に宿泊することに。 日本でもairbnb大分普及してますよね。ホテルよりも安価で長期滞在する場合には手ごろに使えて便利です。 我が家では日本へ一時帰国時は決まってairbnbで都内のアパートを借りて東京滞在を楽しんでいます。 東品川のアパートは品川駅へも徒歩圏内と交通の便が非常に良く、二週間の滞在中は本当にお世話になりました。 アパートにチェックインしたのが15:00。 家の中で荷物整理をしたり寝転がってのんびりしたりしてなんだかんだで17:30頃にやっと外出しました。 毎回東京滞在中の予定はこれといって特に立てていないので、天気や気分に応じて毎日適当に考えて行動します。 ただ、レストランリストは徹底的に考えます。そして日程に対して行きたいレストランが多すぎて全部入りきらないのがしょっちゅうです。 そんなわけで、行きつけのお店に必ず行くことにすると、新しいお店開拓がなかなか進まないのが現状です。 東京滞在初日を記念すべきディナーの場所に選んだのは、築地の『すし富』。 本格江戸前寿司で築地市場まぐろ専門仲卸「鈴富」直営店。 まぐろがとにかく新鮮で美味しいんです。他とは比較にならないほど鮮度が高く、赤身、大トロ、中トロどれも優劣つけがたいほど旨味がのってます。また、旬の天然魚のみを提供されるので、白身、貝類等どれも間違いなく極上の美味しさ。 なお、ホテルニューオータニにも「築地すず富」の名前でお店があります。こちらは2015年4月に開店したそうで、2年前に家族で新年会を開催した際に伺いました。 ホテルニューオータニ店は内装が素晴らしく、カウンター席にはヒノキの一枚板が敷かれて木の柔らかな雰囲気とぬくもりが感じられます。また、築地店よりも高級感があります。仕事用か個人用かの使用用途にもよりますが、私は個人的にはカジュアルで気取らない雰囲気の築地店が好きです。 19時に予約をしたので、銀座まで電車に乗って、そこから歩いてすし富まで向かいました。 この日は飛行機に乗っていただけで1日の全体運動量が不足していたので、少しでも夕飯前にカロリーを消費しようという悪あがきです。 あくまでも自己満足ですが、毎日の心がけと気持ちが大切ですよね。 店の入り口に入ったすぐ角のカウンター席にご案内いただきました。 ガラス戸の向こう側には新鮮でピッカピカなネタたちが覗いています。 まずは二人でアサヒビールで乾杯。 そしてお通しには、 醤油漬け数の子と鰹節 月並みなコメントですが、キリッとしたビールによく合います。完璧普通の酒のつまみですね。。でもちょいと高級目なね。 数の子のコリコリとした歯ごたえと、醤油の風味、鰹節がかかっているのでしょっぱすぎずさっぱりといただけます。ん〜久しぶりにまともな数の子を食べた気がします。ドイツでは数の子は卵が一つ一つ解かれて瓶に入った状態で売ってます。とびっこと同じような感じですね。とびっこのような小粒の魚卵は口の中でつぶつぶ感がまた楽しいですが、数の子は一切れをガブっとかじってまとまった食感を味わうのが王道だと思います。 茶碗蒸し 穴子の西京焼き お寿司をおまかせで握ってもらっている間に小料理を注文します。 夫が日本に来たら外せないものランキングの上位を占めるのが茶碗蒸しです。 どれだけ日本人らしい食の好みなの!とついツッコミを入れたくなってしまいます。しかも銀杏は一番好きだから最後に食べるのだそう。 ちょっとだけ味見させてもらいました。だしの味がきいていて、卵の味がふんわりと、そして三つ葉が爽やかな風味を引き立てます。すが入らずに見事にぷるんとしているのはさすが職人技。海老、鶏肉、椎茸など卵味を引き立てる定番の具材ももちろん入っていて、器の下の方をホリホリするのが楽しいです 笑。 で、私の方が絶対に外せないのが穴子やうなぎ。夫も西京焼きという料理法はならなんでも大好物です。 穴子の西京焼きの付け合わせに胡瓜と白胡麻、柚子胡椒が添えられています。 西京味噌の香りが更に食欲をそそります。下味がついているのでそのままでも穴子は十分美味しいですが、柚子胡椒をつけると更にピリッと引き締まった味わいに。胡瓜と白胡麻のさっぱりとした風味が穴子のこってり感を中和し、ご飯が進む一品です。(ご飯単品で欲しかった!。。って江戸前寿司屋さんを前に言っても怒られそうですが) 握りおまかせ 一人前 (左手前:大トロ、マグロ赤身、中トロ、鯛、ヒラメ、赤貝、小鯵 左奥:マグロと中トロの細巻き、雲丹、イクラ、赤海老、イカ、玉子) 来ました、待ちに待った握りおまかせ一人前です。 ネタが新鮮なので色味は鮮やかだし、キラキラと輝きをはなっているように見えます。 お味の方は、何を食べても笑いが止まらない程の美味しさ。全て身がしまっていて旨味が凝縮していて、極上の鮮度とはこのことかと身をもって実感しました。すし富のシャリは小指ほどの細さなので一人前の握りは簡単に完食できてしまいます。 やはり一番のおすすめは赤身、大トロ、中トロのマグロシリーズ。とことん脂ののった大トロは悶絶するほどのまろやかさで口の中ですっととろけてなくなります。中トロは個人的には一番好きです。大トロほどの脂っこさはないものの、絶妙なこってり感。柔らかいけど食感もきちんと残ります。そして赤身も決してトロに負けてはいません。しっとりとして確かな歯ごたえがあり、何よりキメが細かくて身が詰まっており、マグロの本来の濃厚な味。トロと比べるとさっぱりとしているけれどなかなか食べ応えがあります。 追加注文:赤海老 夫の好みにドンピシャな赤海老を再度注文しました。前方に垂れ下がっている身の部分がなんとも官能的。。。 そして尾の部分が美しくお辞儀をしています。 赤海老は噛み締めた時に口の中に広がる甘みが半端なかったです。 追加注文:金目鯛炙り、トロ炙り 金目鯛もこれまた夫の大好物。表面は薄く桃色がかった身ですが、切り込みの中は琥珀色の輝きをはなっています。 また皮がパリパリで一口食べると香ばしい風味が口の中いっぱいに広がります。 トロの炙りは寿司の王様と呼ぶにふさわしい一品。 焦げ具合から牛肉と見間違えるほどの美しい色味。焼き加減もステーキのミディアムレア状態です。 表面は満遍なくバーナーで炙ってあるのでスモーキーな香りが漂い、口の中に入れるとトロの甘み、旨味が引き出され、一瞬にして舌の上で溶けてなくなります。あまりの美味しさにしばらくは恍惚として天を見上げてしましました。炙り最高! カレイの唐揚げ こちらは板前さんにオススメされて頼んだ一品です。 衣をつけたカレイ一匹全て揚げていて、ご覧の通り顔面やヒレの部分も丸ごと食べられます。 骨の部分はうなぎの骨のお煎餅と似た味でパリパリとしていて美味しいです。 顔の部分は若干苦味がありました。ちょっと食べるのに躊躇してしまいます。。 身の唐揚げはおろしポン酢をつけてさっぱりといただけます。 鮪ほほ肉ステーキ 美味しいよ、マグロのカマ部分にあたる希少部位だよ、と板前さんに教えていただき最後にいただいたのはこちら。 頰肉なのでマグロ一匹から2つしか取れない希少部分なのはもちろんの事、大トロから頭へのちょうど中間の部位のため、脂が乗って旨味が詰まっています。お味は大分こってりとしてとにかくボリュームがすごかったです。箸でつかむのが難しいくらい柔らかく、口の中に入れるとホロホロと溶けていき、フォアグラに似たようななめらかさな食感と脂味です。なのでパンと合わせていただいてもぴったりかな、と思いました。付け合わせのレモンとレタスの効果で脂っこさが中和されて調度良かったです。この頰肉のステーキで大分お腹にどしんとたまりました。 最高に幸せな夜ご飯。東京滞在初日からお腹も心も満たされました。 翌日は午前中に予定があったので早めに起きて市内へ繰り出すことに。 東京滞在2日目に続く 土佐の匠魚を全国へ 匠の魚商オンラインショップ More from my siteLost in TranslationMeet new Russian cuisineO sole mioBurger, Burger, Burger!Breakfast at St. Regis Moscowformer-KGB HQ:Lubyanka it is!