大人の旅を演出する小技アイテム特集

香港二泊三日の旅 Part1

さてさて皆さんこんにちは。

先月は香港と日本へ合計三週間休暇に行ってきましたので、
詳細についてたっぷりとお伝えしていきたいと思います。

全体の日程詳細はこんな感じ

  • 香港 2泊3日

  • 日本 13泊14日 (内、山口県馬島への国内旅行3泊4日を含む)

  • 香港 3泊4日

今回は上記の内、香港編パート1と称して
香港2泊3日の旅行について詳しくお話していきますね。


この旅行は、夫が昨年度の有給休暇をあえて繰り越してまで、
念には念を入れて計画を練ってくれました。
鉄道、フライト等の移動手段と香港編の旅行は全て旦那プロデュース、
日本編のアレンジは私が担当させられしました。

基本的に私はプライベートのことになると全て面倒見の良い夫任せで、
フライトとかホテルとか、全部アレンジをお願いしてしまいます。
(というか、言わなくても勝手に全部やってくれるとってもありがたい存在なのです。
もう本当に感謝感激雨あられ)

ただ、悲しいかな、いつも夫が計画すると
事後に自分の出張先と重複するという何ともおかしな偶然がやってきます。
今回も半年以上前から旅行の計画をしていたのに、12月から日本出張をすることに。
で、いつものごとく期限不明のまま出張がスタート。

ま、いいんですよ私は。一緒に休暇さえ行ければ。
これまで休暇を二人でとっても、
往復のフライトが一緒なんてことが滅多にありませんでした。
どっちかが長く滞在したり、夫が出張の関係で休暇の後直接出張先に飛んだりするので、
現地集合、現地解散的なことがほとんどだったんです。
同僚や友達にはよくそれで夫婦やってるねなんて言われますが(苦笑)。

それが今回は最初から最後までずっと一緒に旅行に行けるねということで、
休暇前のワクワク感が二人とも(特に旦那ちゃんが)すごく高かったのです。

そんな訳で、夫が奮発してフライトはビジネスで予約してくれました。
ビジネスクラス体験なんて、10年ぶり位。
夫とドイツ⇄日本で遠距離恋愛をしていた時に、
クリスマス前にオーバーブッキングで偶然アップグレードしてもらって以来なので期待感大です。

まず出だしはフライト前日夜にミュンヘン自宅から高速列車でフランクフルト空港へ。
ルフトハンザのRail&Flyというプログラムの一環で、
国際線を予約している場合は、自宅から空港までのICE乗車券が
往路・復路ともについてくるというもの。

ただ、ドイツのインフラ(車大国のドイツはあくまでも電車とバス等の公共機関)が
あてにできないし、比較的お昼早めのフライトだったのもあって、
ミュンヘン〜フランクフルト空港まで
4時間かかる電車が遅れて
フライトを逃したら元も子もないということで、
安全策をとってフランクフルト空港へは前日入りすることに。
そこから空港直結のホテル、Sheraton Frankfurt Airport Hotelへ滞在しました。
で、この日は夜クラブラウンジでゆっくりして翌日は朝食をとってフライトへの準備は万端。

余談ですが、夫は2年前にスウェーデン出張に半年間行っていたことがあり、
毎週月曜始発フライトでミュンヘン→ストックホルムへ、
金曜最終便でストックホルム→ミュンヘンというリズムを繰り返していました。

それでマイレージのみならず、
滞在していたsheratonホテル
のステータス=SPGポイントも貯まりました。
そのおかげで、休暇は夫が貯めたポイントを使ってStarwood系列のホテルへ滞在したり、
お部屋のアップグレードをしてもらい、クラブラウンジを使わせてもらえるという特典を便乗体験させてもらっています。

フランクフルト空港で搭乗を待つ間は、
キャセイラウンジにてしばしくつろぎました。

ホテルでしっかり朝食をとってしまったのもありますが、
あんまりめぼしいものは見つからず、
ウィンナー(Wiener:フランクフルトではウィンナーと呼ぶけれど、
面白いことにウィーンではFrankfurterフランクフルターと呼びます)を一本だけ辛子をつけていただきました。
ただ、お昼もまだ早いのにビールとかウォッカとかジンとか、お酒の種類は充実してました 笑。

では、いざ搭乗!

フライトはCX288便。
サービスに定評があるキャセイパシフィック航空です。

席の雰囲気は写真の通りで、
隣り合って座れますがシートピッチが広いのと横幅があるため、
席をお互いに前に倒してテーブルに前のめりにならないと会話が難しいです。
そのため、カップル席というよりかはビジネス客を意識し、
プライバシーに配慮した席の配置になっているのかなと感じました。

ちなみに写真のパペット(ドイツ語ではStofftierと言います)は、
我が家で溺愛している”ニャンボー”(猫とクマの合いの子に見えるから)です。
旅行の時は必ず一緒に連れて行ってあげています。
夫が子供の時に遊んでいた動物の人形は他にも沢山残っていますが、
お義母さんが大切にとっておいてくれていたので保存状態がどれもかなり良いです。

この写真撮影時に何が起こったのかはちょっと覚えていません。
写真とって欲しくなくて隠れてたのかな。
写真の席の曲がり具合から、
プライベート感が見て取れるかと思います。

次にお待ちかねの機内食です。

まずは搭乗時にウェルカムドリンクとしてシャンパンをいただき、
二人でこれからの長期休暇に乾杯。
その後調子に乗って、付け合わせの温められたナッツを頬張りながら、
ジントニックを二杯飲んだところでの。。。

白ワイン:ソーヴィニヨンブラン←計二杯

パン:バゲット、オリーブ入りプチパン

前菜:シーザサラダ、サーモンと季節野菜のピクルス

ん〜なんかもうこれだけで十分お腹が満たされそうな気がしたけど、
欲を張ってメインディッシュを頼みました。

私が頼んだのはこちらのメインディッシュ

豚肉の包み焼き

マッシュポテト

インゲン豆のソテー

きっとドイツ人乗客を意識して用意したお食事なんでしょうね。
機内食とはとても思えないほど質が高いお味で、
ドイツの一般的なガストハウスやホフブロイハウスのお食事よりも美味しかったです。

そして夫が頼んだのはこちらのメインディッシュ

照り焼きチキン

青菜

ジャスミンライス

洋食vs中華:軍配は断然こちらに上がりました。
お肉は柔らかくて甘辛いソースがジャスミンライスによく合います。
カシューナッツが程よくお肉の甘味を引き立てて、
副菜の青菜でさっぱりといただけます。
やはり機内食は自国メニューを選ぶにつきますね。

食後のデザートは絶対に欠かせない夫が頼んだのはこちら

チーズ盛り合わせ(Appenzeller, Danish blue)

クラッカー

葡萄

スイカとメロン

白ワイン(リースリング)

まだまだ夫のデザート堪能は続きます:

オレンジモンブラン

コニャック(Hine)

ジャスミンティー

夫も大分お腹がいっぱいになってきたのでしょうか、
ここでニャンボーも参戦してデザート完食を手伝ってくれました。
チョコレート2粒をたいらげ、
コニャックを一気飲みした後に。。。

ついに満腹・お疲れのニャンボーはおやすみモードに入りしばし休憩です。

そして私はニャンボーが寝静まるのを待ってから、
チョコレートアイスを頼みました。

ただこのアイスは食後すぐの提供ではなく、
お食事サービスが終わってしばらく経ってからリクエストベースでいただけるものでした。
しかしどうしてもアイスを今すぐに食べたい気分だった私は
デザートサービスを全てすっ飛ばしてアイスだけ頼んだところ、硬すぎてスプーンが通らないという自体に。
CAさん曰く、-40℃のフリーザーから取り出したばかりなので早々解けませんよ、とのこと。

この石のようなアイスと大分格闘しました。

ひとしきり機内エンターテイメントで時間を潰してみたり、
体を休めようと横になってはみたものの、あまりよく集中して寝られませんでした。

そうこうしている間に私もニャンボーも小腹が減り、
欲しい人は随時麺かハンバーガーを注文できるとのことでしたので、早速写真のワンタン麺を頼みました。
結構時間をかけて調理してくださっていたので期待値が膨らむばかりです。
結果は期待以上のお味でした。

スープは透明でさらっとした鶏ガラベースの薄味。
麺は素麺位に細くて味に主張がなく、さっぱりとしているのでいくらでも食べられそうです。
そこにワンタンと青菜を追加することでボリュームを出しています。
お好みでチリソースをつけてお召し上がりくださいと言われましたが、ソースなしで十分美味しかったです。

普段長距離フライトに乗るとまともに睡眠できたためしがないのですが、
シートを倒して横になれるということが幸いして、今回は三時間程寝られました。
そしていよいよあと二時間ほどで香港へ到着するというタイミングで朝食が提供されました。

飛行中ってとにかく時間の感覚がなくなりますし、
じっと座ってご飯ばかり与えられるのでまるで肥えた家畜のような気分です。

朝食の内容は以下の通り:

クロワッサン

果物盛り合わせ

ビルヒャーミューズリー

ドイツでは朝食に暖かいものを食べるという習慣がないため、
この朝食の組み合わせはドイツ人にはうってつけではないでしょうか。
我が家でも、大体自宅では似たようなバリエーションに加えて、ハムやチーズをいただくことが多いです。
ドイツ人にとって朝からスープとかお味噌汁を摂取するのは、目覚めの胃腸にきついそうです。
うーん、そこはあんまり同調できない。
むしろ汁物を取ったほうが目覚めが良くなりそうだけど。
日本人の私にはそんな感覚はないので、お構いなしにメインにはお粥をたのみました。

帆立入り海鮮粥と揚げパン

ほんのりと甘みがあって帆立のエキスが良くしみ込んでいます。
ドロっとして見えますが、食感はさらさらとしています。
また、揚げパンをお粥に浸して食べると海鮮風味が増して更に美味しく。
中華って美味しいのに、どうしても見栄えが悪く見えるんですよね。
色味が少ないからでしょうか。

焼きそば

すぐに飛行機の中で爆睡できる夫は朝食前まで大分休めたご様子。
そして暖かいメインディッシュを注文。
焼きそばも、薄味ながらとても美味しかったです。
日本の焼きそばよりも細麺でソース焼きそばのようなしつこさがない分、いくらでも食べられそうな軽さ。

二人の中でこの焼きそばがかなりのヒット商品だったため、
この後香港滞在時に何度も繰り返し食べ続けることになります。

さて、フランクフルトから11時間の飛行を終えついに香港へ到着しました。
現地時刻は朝7時。旦那はファストパスを持っているため、
香港空港の査証を一瞬で通り抜けて荷物も全部集めて出口で待っていてくれました。
どうもありがとう。

その後は到着口のキャセイラウンジでシャワーを浴びてリフレッシュして、
Airport Expressに乗ってホテルへ向かいました。

Part2に続く